「軟骨がすり減っているから股関節に痛みが出るんだよね・・」

 

なんて思っていませんか?

 

実は変形性股関節症の痛みの原因。ズバリ炎症です。

 

 

成人の軟骨には、血管・神経・リンパ管はありません。つまりここに痛みを感じる組織はないのです。

 

股関節の変形、過剰な体重などにより骨へのストレスで炎症が起こります。その炎症により股関節が痛くなります。

 

 

変形が進む理由としては、「体重」「日常生活動作」などが問題になります。

 

  • 夜に股関節が痛い、
  • 股関節が痛いからあんまり動きたくない、
  • 歩くと横に体がブレてだんだん動けなくなってきた、
  • こんな状態で出かけられない。。。

 

このような症状があるひとは要注意!

 

じゃあそもそも股関節の痛みの炎症ってなんでしょうか?

 

股関節の痛みの炎症って?

炎症とはからだの組織が傷ついたことを知らせるサインです。

 

炎症が起きているとその部分が

 

  • 赤みを帯びている
  • 腫れている
  • 熱を持っている
  • 痛い

 

という症状がみられます。

 

この症状が慢性的に続いてしまうと、「動きが鈍い」「思うように力が入らない」といった症状がみられることもあります。

 

 

変形性股関節症は徐々に進行する疾患です。

  • 力仕事で踏んばる
  • ゆがんだ姿勢をすることが多い
  • 運動不足でお尻の筋肉がたるんでしまう
  • 最近体重が増える

いろいろなことが原因で股関節の骨にストレスが加わり変形します。

 

 

骨に負担がかかることで炎症は起こります。

 

股関節へのストレスが何年も続くと炎症も続きます。長年炎症が起き続けると痛みに敏感になります。何もしていなくても痛みを感じるようになります。

 

これが安静にしていても痛いメカニズムです。

 

じゃあ股関節の何が炎症を起こすのか??

股関節の「何」が炎症するの?

変形性股関節症にみられる炎症は「滑膜」というものに出やすいです。

 

滑膜が炎症することを「滑膜炎」と言います。

 

人の関節は動くためにあります。骨と骨でできています。この関節を袋で包んでいるものが「関節包」

関節包と靭帯が関節をしっかり支えてくれています。

 


※図.運動器の機能解剖 p.181:医歯薬出版株式会社より引用

 

 

滑膜とは、関節包の内側にあります。実は股関節の中には靭帯や脂肪があります。この靭帯や脂肪を覆っているのが滑膜です。

 

また、滑膜はヒアルロン酸をもとに「関節液」を作り出します。

 

関節液の役割は

  • 軟骨の栄養
  • 関節を滑らかに動かす
  • 関節にかかる衝撃の吸収

です。

 

 

関節が動くときに靭帯などが傷つかないように関節のクッションになります。また軟骨の栄養を作るために滑膜は存在します。

 

滑膜は血管が豊富。つまり痛みを感じやすい部分なのです。

  1. 骨や軟骨が変形したりストレスがかかると滑膜に炎症が起こります。
  2. 炎症が起こると血管が広がって血流が多くなります。
  3. 血液の循環が悪くなることで浮腫みも引き起こします。
  4. 浮腫むことで組織が圧迫されて痛みを感じます。

これを、「滑膜炎」と言います。

 

※図.理学療法 第31巻 第9号 p.885:メディカルプレスより引用

股関節に痛みがでる原因はお分かりいただけましたか?

 

ではその炎症を抑えるためにはどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか??

 

股関節の炎症を和らげる方法は??

変形性股関節症は進行性します。

 

柔軟体操や筋力強化などの運動を行うことはもちろん大事ですが

 

「日常生活でどれだけ股関節にかかる負担を減らすことができるか」

 

が重要です。

 

そのため和式スタイルではなく洋式スタイルの生活がおすすめです。

 

  • 和式トイレは深くしゃがむ必要があります。
  • 正座やあぐらは深く股関節が曲がります。
  • 布団から立ち上がる動きも股関節へ過度の負担となります。

 

これらの生活スタイルを様式に変えることで股関節の負担が軽くなります(洋式トイレ、イス、ベッド)

 

 

歩き方にも気をつけましょう!!

 

  • 無理に早歩きをしないこと
  • ゆっくり自分のペースで歩くこと」
  • 疲れたら休憩を取ること

 

歩くのが痛いときは、

  • 自転車に乗る
  • お店の中でカートを利用する
  • 杖を使う

 

 

以上の注意点を参考に生活してみましょう。股関節にかかる負担が減るので痛みが緩和されます。

 

まとめ

いかがでしたか?股関節の痛みの原因を知り今日からできる対処方法を実践しましょう。

 

わからないことがあれば股関節リハビリセンターつくば・代々木のご相談ください!