
関節唇損傷とは?
股関節唇とは骨盤側にある繊維軟骨組織で「土手」のような役割をしてくれるものです。
大腿骨を安定させて衝撃をクッションのように和らげる役割があります
この関節唇に損傷が起こると股関節の引っかかりや痛みを生じます。
- 靴下を履く時に股関節が痛い
- 爪を切る時に股関節が痛い
- 股関節を深く曲げると痛い
- 歩き始めが痛い
- 痛みの部位は股関節の前側・横側
などの症状を引き起こすことがあります。
関節唇を損傷すると変形性股関節症のリスクが高くなります。
関節唇損傷の診断や治療は?
診断は主にMRI検査で確定することがほとんどです。
治療の優先順位としては保存療法
股関節に負担のかからないような動き方を覚えて、日常生活での動作に気をつけることがポイントになります。特に深く股関節を曲げたりねじったり、体重をかけすぎるような動作には気をつけましょう。
また股関節周りの筋肉を柔らかくして筋肉をつけることで、股関節を守ることで予防にもつながります。(痛みが強い場合は安静にすることも大切。)専門の理学療法士による股関節の筋力強化トレーニングが必要になります。
保存療法で回復の兆しがない場合、主治医と相談して手術療法を検討する段階になります。
初期の股関節損傷ではリハビリと股関節にかかる負担を工夫するだけ痛みが改善していきます。