
変形性股関節症とは?
変形性股関節症とはその名の通り、股関節が変形することです。
股関節の軟骨が磨り減り骨や関節が壊れる病気です。
股関節の動きが悪くなり痛みが出現します。
ひどくなると歩いているだけでも痛みが出ます。
- 原因が明らかでないもの→一次性
- 原因が明らかなもの→二次性
と呼びます。
発症年齢は40~50歳と言われていますが
小さい頃に股関節脱臼などをしたことがあると30~40歳でも
変形すると言われております。
変形性股関節の割合は女性の方が多いです。
また遺伝的な要因も関係するためご家族に変形性股関節の症状をお持ちの方がいる場合は注意してください。
変形性股関節症になりやすい原因
変形性股関節症になりやすい人の特徴は
・肥満
・スポーツ(日本では不明だが欧米ではトップレベルのスポーツはリスクになる)
・重量物の作業、職業
・臼蓋形成不全
・先天性股関節脱臼
これらの因子は変形性股関節症になるリスクとされています。
変形性股関節症になるとどんな症状が出るの?
大きく3つに分かれます。
1股関節の動きの制限
股関節の動きが徐々に悪くなっていきます。
特に内側に大腿をねじる動きや曲げる方向に制限がかかります。
股関節の動きが制限されると腰や膝へのストレスも増えていきます。
無理に動かすと軟骨同士がぶつかりさらに痛みを引き起こす場合があります。
専門家の運動指導をしっかりと受けましょう。
2そけい部の痛み
そけい部とは股関節の付け根の部分です。
股関節がつまるような感じや歩いていても付け根が痛くなることが増えていきます。
特にしゃがみ込みや股関節のねじった時に痛みが出やすいです。膝を抱え込むような動作も痛みを伴うようになります。
3歩きにくくなる
歩いていると体が横にブレるようになります。
これは股関節の動きが悪くなり、股関節の筋力低下が認められる時に大きくなります。
あまりにも歩きにくい場合は靴や杖の検討もすると良いでしょう。
変形性股関節症に効果的な運動
「でもできればやっぱり手術はしたくない・・」
という人は運動がオススメ。
病気の進行予防の効果は現段階では不明ですが痛みの改善には効果を示しています。
どんなことをするのかというと
・股関節周りの筋力トレーニング
・股関節周りのストレッチ
・全身の運動で体力作り
などなど
弱っている股関節を強くすることで痛みを緩和することができます。
また専門家から股関節の使い方を聞くだけでも日常生活での股関節の使い方がよくなります。