臼蓋形成不全とは?

股関節は骨盤と大腿骨から形成される関節です。

 

臼蓋形成不全とは「骨盤側」の問題。

 

通常であれば大腿骨を包み込むように臼蓋が深くなっています。しかし臼蓋形成不全は骨盤の深さが浅く、大腿骨側へのかぶりが浅い状態。かぶりが浅くなり支える面積が小さくなれば股関節にかかる負担が大きくなってしまいます。

 

変形性股関節症に繋がりやすい1つの因子として臼蓋形成不全があります。

 

2010年の疫学調査では、日本における股関節痛の80%が臼蓋形成不全に起因しているというデータが出ました。

 

 

臼蓋形成不全の症状・予防・治療は?

臼蓋形成不全の症状

臼蓋形成不全の症状は非常にわかりにくく、レントゲンを撮るまでわからないことがほとんどです。骨盤と大腿骨の適合性が悪くなるので、股関節の痛み・動きにくさを主観で感じることはあります。

 

発症年齢は20〜40才の女性の方が多いです。(男女比は1:9で圧倒的に女性の方が多い)

 

 

臼蓋形成不全の予防

予防に関しては先天的なものは難しいのが現状。

 

後天的な臼蓋形成不全の因子として生活スタイル、姿勢、歩き方、筋肉によっても左右されます。適切な動き方、筋肉の状態を整えることで股関節の適合性を良い状態に保つことができます。

 

 

臼蓋形成不全の治療

臼蓋形成不全の治療には手術療法と保存療法があります。

 

手術療法には骨きり術と人工股関節手術があります。骨きり術の適応は、関節の痛みが軽度で関節の軟骨が残っていること。骨を削って臼蓋を作ることで股関節が安定して痛みが緩和されます。関節の変形が重度の場合は人工股関節が行われます。

 

 

股関節リハビリセンターでは股関節の状態を把握して関節に無理のない状態で施術・運動を行います。あくまで手術に頼らない療法で股関節の痛みや動きの制限を取り除いていきます。